サンフランシスコの安全で住みたい地域2017年アメリカ赴任準備。必要書類や手続き等
これさえやっておけば大丈夫でした!私が移民弁護士から言われて実際にやった、アメリカ赴任準備です。海外転出届け、児童手当、ラインの引き継ぎや、現地の医療保険の加入、海外渡航前予防接種など、必要書類や手続き等をチェックしていきましょう。
私が入国の際に必要になった、アメリカ赴任前事に準備した書類
パスポート、ビザ、航空券
英文残高証明
日本の銀行口座の英文残高証明。発行には1週間くらいかかりました。ビザ発行の面接時、入国の際に入国審査官に見せました。アメリカにいる間はBビザでは働くことができないので、アメリカ滞在期間の生活する資金力があるか、日本に生活の拠点があるかの証明の意味で使います。
主人の会社のサポートレター
私の場合は、移民弁護士から主人の会社のサポートレターが必要と言われました。赴任の際の入国審査で必要なケースがあります。ご主人の会社から英文のサポートレターを書いてもらい備えましょう。
・ご主人の会社の、英文在職証明
・ご主人の会社の、英文年収証明
私のやった日本の役所系の手続き
- 海外転出届け
- 児童手当について
- 国民健康保険
- 国民年金
- 失業保険の3年繰越
海外転出届け
住民票の国外転出届けについ長期の海外出張や転勤では出発前に住民票の転出届を出しましょう。受付は原則出発の2週間前からです。代理人でも可能です。海外転出届けは強制ではなく、法的な拘束も無いので基本的には本人の判断に委ねられますが、役所などでは「一年以上国外に滞在する場合、海外転出届を出すように」と薦められます。住民票が1月1日時点で日本になければ、翌年の住民税の納税義務は無くなります。
児童手当について
児童手当について役所に問い合わせました。児童手当の支給は住民票に紐付いているそうです。私のケースの6ヶ月の海外転出で、児童手当をもらったまま住民票を残して海外に住んでも違法にはならないとの回答をいただきました。
国民健康保険
奥様が退社した場合は、旦那さんの会社の扶養に入れます。
国民年金
奥様が退社した場合は、旦那さんの扶養に入れます。
日本国籍があれば、海外に住んでいても任意で国民年金に加入できます。役所に問い合わせましょう。任意加入しない場合は、海外在住期間は合算対象期間として老齢基礎年金を受給するための死角期間には数えられますが、受給額には反映されません。
失業保険の3年繰越
退社した場合は、ハローワークに問い合わせましょう。
失業保険給付は手続きをすれば3年繰り越すことができます。繰越は1度までです。ハローワークでもらった書類とパスポートの海外入国のスタンプのページのコピーを、海外に渡航後に返送する必要があります。日本に住んでいる家族などにやってもらう必要があります。
戸籍謄本 | 証明自体に期限はありませんが、提出先から6ヶ月以内のものなど指定される場合があります。 |
英文の婚姻証明書 | 日本で発行の戸籍謄本を日本領事館に持ち込むと出きる場合もあります。 |
税金関係の確認
- 所得税
- 住民税
- 固定資産税、都市計画税
所得税
海外勤務で得た給与には日本の税法が適用されず、課税対象ではなくなります。そのため、海外勤務する前までに日本国内で得た給与について、源泉徴収された所得税を収める必要があります。
住民税
住民税は所得税と異なり、前年の所得に対して税金を後から払う方式になっているため、1月1日に日本に住民登録がなければ、翌年6月から納税の義務が無くなります。払う場合は振込みになるケースもあるので気をつけましょう。
固定資産税・都市計画税
国内に所有する固定資産(土地、家屋)には、非居住であっても固定資産税・都市計画税が課税されます。納税代理人を指名するか、銀行振替サービスを利用しましょう。
公的機関の確認・変更・新規契約 手続き
- パスポート
- ビザ
- 航空券
- 駐在先の国の法律にあった民間の医療保険
- 日本の銀行の口座
- 日本のクレジットカード
- 日本の民間の保険
日本のパスポート関係
- パスポートの切り替え
現在所持しているパスポートの有効期限が残り一年を切った場合、新たな旅券に切り替えることができます。申請に要なものは、①一般旅券発給申請書、②戸籍謄本または抄本、③6ヶ月以内の写真1枚、④本人確認書類、⑤古いパスポートです。
- パスポートの早期切り替え
結婚に伴いパスポートの名義変更をした場合、写真のベージの次のページに白黒スタンプでの印字になります。電子チェックインも出来ないのでとても不便でした。それが使いにくい場合、残期間1年に満たなくても早期切り替えができます。
- パスポート切り替えにおけるビザの取り扱い
アメリカのB観光ビザの期限は10年です。その間にパスポートが切り替わってしまった場合にも昔のパスポートにあるアメリカ大使館で発行されたビザは有効です。入国の際には新・旧2冊のパスポートを提示することになります。
- アメリカで出産した子供の、日本のパスポート
アメリカで出生後、日本領事館で出生届を出します。その後日本のパスポートの申請の必要があります。
それが間に合わない場合は、海外渡航証明書で日本に帰国し、その後日本でパスポートを取得することもできます。
ビザ
海外赴任勤務をする本人だけでなく、もちろん同伴家族のビザも必要です。
- ESTA
アメリカ滞在90日以内の場合はESTA(14ドル)の申請が必要です。最悪当日でもできるみたいですが不測の事態に陥らないため早めにやりましょう。
注意:3ヶ月のギリギリのESTA入国は、入国審査官に目をつけられるケースがあるので辞めておいたほうが無難なようです。入国拒否となると最悪アメリカの空港まで行ってその日にとんぼ返りさせられます。アメリカは海外からのビザ滞在者にアメリカに居着かれることを最も嫌います。どうしても長期になる場合は、 ESTA以外のビザ取得を考えるか、最低限帰りの航空券を確保してから渡航しましょう。
- B2観光ビザ
私はB2観光ビザで入国しています。国際弁護士を通して書類をアメリカ大使館に提出し、申請が通った後に東京にあるアメリカ大使館へ面接に行きました。提出したものはパスポートを大使館に預け数週間すると書留でビザの貼られたパスポートが送り返されてきます。10年間有効です。
- B-1ビザ(商用ビザ)ボランティアなど。渡米に関わる経費以外の給与や報酬は一切米国側から受け取ることはできません。
- B-2ビザ(観光)観光、友人・親族の訪問、米国での治療など。
- Fビザ(学生ビザ)I-20「入学許可書」を取得した方、または取得予定の方。
- Hビザ(短期 非移民 専門職 就労ビザ)米国での雇用主が確定していて、その雇用主から移民局へ就労のための請願書(I-129)を提出してもらう必要があります。
- Lビザ(企業内転勤ビザ)
航空券
- 航空券手配、最初に泊まる宿、スケジュールも合わせて確認しましょう。
駐在先の国の法律にあった民間の医療保険に加入する
- 海外赴任保険の場合は渡航後には契約が出来ないので日本で赴任前に手続きを済ませましょう。
- 海外旅行保険は旅行者を対象とするものなので、駐在者は保証を受けられません。
日本の運転免許関係
- 日本の運転免許の更新期間前の更新
原則誕生日を挟んだ前後1ヶ月間に更新ができます。やむを得ない場合は、事前に更新することも出来ます。期限を過ぎると失効します。期間前事前更新を問い合わせました。
・有効期限内パスポート
・その期間日本にいない証明ができる書類(私はEチケットを持参しましたがが実際には提示の必要はないと。)
・有効期限内の免許
・更新費用
が必要だと言われました。次回の有効期限が1年短くなるそうです。
国際免許 | 1年有効です。有効期限内の免許がある人にはテストなしで発行してもらえます。ただ、国際免許は旅行者に限られたり、3ヶ月以内の滞在の方が対象という場合もあります。カリフォルニア州はそもそも国際免許で運転してはいけないそうです。私も主人はデイリーシティのDMVにてカリフォルニアの運転免許を取得しました。アメリカの運転免許証はテストと実地試験があります。アメリカの免許はビザが切れた時点で失効します。
アメリカでパスポート以外の身分証明書が欲しい場合は、非運転者ライセンスもあるそうです。 |
英文無事故証明 | zip carカーシェアの契約に使いました。2016年時点、事故時の保証が手薄いということで私たちは結局カーシェアは利用していませんが、zip carカーシェアは市内いたるところに貸し出しスポットがあります。 |
日本の銀行の口座
- 住所変更が必要なら済ませておきましょう。
- いざという時のために、”インターネットバンク”に登録しておきましょう。
- いざという時のために、”ドル送金”をどうするか検討しましょう。
- 私のケースでは入国手続きの為に、”英文の残高証明書”を発行してもらいました。
- 必要であればトラベラーズチェックを用意しましょう。
- 必要であれば現地のお金を両替しましょう。
- 銀行口座振替を確認しましょう。民間の生命保険引き落とし先などの場合、定期的に残金を確認しましょう。
日本のクレジットカード
飛行機に乗る機会が増えるので、ANAかJALが便利でしょう。飛行機会社のマイルカードはクレジットカード機能なしも選べますが。JCBは使えないお店も多くあるので、VISAやMasterが安心です。
日本の民間の保険
生命保険
- 住所変更が必要なら済ませておきましょう。名義、受取人、指定代理人の確認をしましょう。
- 海外転出届けを提出しましょう。
- 契約内容を確認しましょう。海外では医療制度が異なるのですが、大きな病気をしてしまうと今のプランに加入できなくなる可能性もありますし、月々の保険料も上がります。検討した結果、私たちは日本にいるときのままプランを見直さずに渡航しました。
- 口座払いの場合は、残金引き落としが滞ることがないよう注意しましょう。失効してしまいます。
その他保険
- 火災保険
- 賠償保険
- 自動車保険の中断証明書
健康関係
- 健康診断人間ドック・英文健康証明書
- 予防接種
- 健康診断人間ドック・英文健康証明書
- 歯医者 検診・治療
- 海外渡航の為の予防接種
- 美容院
- 家庭常備薬
LINEの引き継ぎ
事前にFacebook連動、email登録を済ませましょう。そうしないと全て消えますし、引き継ぎもできなくなります。詳しくは公式HPより:http://official-blog.line.me/ja/archives/20539441.html#more
海外への引っ越し
- 見積もり
- 引越し手配(航空便、船便)
- 不用品の手配
買い物
- 買っておいて良かったもの・送ってもらって特に助かったもの
- サンフランシスコの日本人スーパー・現地スーパー等で手に入るもの
- アメリカ在住外国人に聞いた、日本で買ってきてほしいお土産リクエスト
日本で入手を検討する書類例リスト
私が実際に準備した書類です。必要書類は皆違うので、その都度 移民弁護士 に確認しましょう。
- 戸籍謄本、抄本
- 英文の日本の銀行の残高証明
- 夫が日本で雇用されているという、英文の会社在籍証明(在籍会社より)
- 夫が日本で安定した収入があることを証明する、英文の収入証明(在籍会社より)
- 国際免許
- 英文の無事故証明書
- 英文の健康診断結果
- 海外渡航予防接種の記録
- パスポートコピー
- 日本の免許証コピー(念のため)
解約した日本の契約
- マンション(通知→解約)
- 郵便物転送
- 電気
- ガス
- 水道
- 日本の携帯電話(事前にLINEのfacebook連動、email登録を忘れずに。)
- インターネットプロバイダ
- 月額レンタカー
- 生協
- 使わないクレジットカードの整理、解約
- ポイントを有効期限内に使う(ビックカメラなど)
- 固定電話
- 新聞
- NHK
- 定期刊行物
〜おすすめリンク〜
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最後まで読んでいただきありがとうございました。 2014年からサンフランシスコ、2021年からテキサス州北ダラスに住んでいます。渡米の事や、海外生活、仕事、出産育児、義務教育での事など、私の経験や調べた情報が少しでも誰かのお役にたてたら嬉しいと思いブログを始めました。まだまだ至らないブログですが充実していけるように修正していきたいと思います。
お仕事依頼等ございましたらインスタDMもしくはEmailまで。
インスタ: https://www.instagram.com/sfjp.mamamari
メール: mamamari.sf.tx@gmail.com
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