産後の再就職はいつ?フルタイム復帰の不安…

私は産後、社会から長く離れていて再び働くのが不安…いつかはとは思うけど…と考えていました。結局息子が2歳3ヶ月からのフルタイム復帰をしましたが、息子にとってはベストタイミングでした。

子育てと両立しながら、ママ自身が社会で輝ける道を探す

自分の40才、50才を想像した時、「仕事で」生きがいを持つことが出来ているでしょうか。若い時からキャリアを積んでいつでも戻れる大好きな仕事がある方は素晴らしいと思います。残念ながら私はそうではありませんでしたし、そういうママさんは少なく無いのでは無いでしょうか。もし生涯に渡って生きがいになるような仕事が見つかっていないのなら今すぐにでも探し続けなければなりません。今、藻がけばキャリア形成の最後のチャンスをつかめるかもしれません。年々、体力的にも精神的にも社会復帰がきつくなっていきます。

私は息子が小さかった頃、主人からよく「プライベートの生きがい」「仕事の生きがい」を一緒にするべきではないと言われました。悲しい事実として、どんなに子育てに愛と時間を注いでもキャリアにはなりません。そして嬉し悲しくも子供は遅かれ早かれ巣立っていきます。子供の人生は子供の人生。ママはママの人生です。子育てだけに人生を捧るのではなく、ママ自身が輝ける道を、子育てと両立していけたら素晴らしいことです。

転職で求められる人物像

一般論、年齢が高くなるにつれて求められることはどんどん高くなっていきます。反対に自分自身の体力と気力は衰えていくばかりです。子供が小さいからといって幼稚園、小学校、中学校…社会人になるまで社会に出ないでいると、どんどん社会復帰へのハードルが上がっていきます。

  • 20代   ポテンシャル採用
  • 30代前半 キャリアの延長、ポテンシャル加味
  • 30代後半 即戦力

子供がまだ小さいから預けるのが不安

2019年国民生活基礎調査の概況のデータを見ると、児童のいる世帯における母の仕事の状況をみると、「仕事あり」の割合は 72.4%であり、10年前の56.7 %からのコンスタントに伸びています。いつかは復帰したいとおもっているママさんは多いのではないでしょうか。私も当時、非常に悩みました。

一般的に復帰する時期で多いのは0歳、1歳、2歳、幼稚園入学、小学校入学のタイミングなのではないでしょうか。

0歳で復帰はママがいない環境に慣れやすいですし、ママのブランクも少なく職場復帰がしやすいです。1歳になると保育園に預けにくくなると言う事情もあるそうです。ちなみに、卒乳の目安は離乳食が完了し幼児食に移行する1歳6カ月ごろだそうです。

一方幼稚園入学の4歳頃に復帰というママさんも多いようです。もし子供を幼稚園まで預けないでママが面倒を見ると言うのなら、親の価値観だけで子供を育てることになり、子供のコミュニケーションのチャンスを奪ってしまうことになりかねません。ままが働く働かないは置いておいて、子供さんはお友達や先生とのコミュニケーションをとる練習のために、徐々にママから離れる練習をしていくことが好ましいです。

正直、ママが子供を預けるタイミングには不安はつきませんw

我が家は息子が1歳の時から週1一時保育をはじめ、ママは息子が2歳0ヶ月からアルバイト、2歳3ヶ月からのフルタイム復帰をしましたが、私と息子にとってそれはベストタイミングでした。

息子の様子

ほわほわ0歳

日本の厚生労働省は産休育休をこのように取れるようなシステムになっています。企業によっては、子どもが3歳になるまで育休が許されているところもあるそうです。アメリカ(CA州)は約半年が育休の目安です。

息子は1歳10ヶ月までおっぱいを飲んでました。我が家は0歳のうちは最大限の愛情を与えて、ママとの濃厚な愛着生成を出来たらという考えでした。

1才からの慣らし保育

1才を迎えた頃から、日本語の保育園での慣らし保育を始めました。少しずつ環境に適応してもらおうと初回は週1回3時間、2回目以降は週1回6時間、1歳半ごろには週3回6時間でお願いしていました。サンフランシスコのくぬぎデイケアでは、ありがたいことに日本人のママさんが自宅保育をしてくださっており敷地内の公園にも連れて行ってくれて、ストレス少なくお友達と遊ぶことや、ママと離れることを学ばせてくれました。

案の定、生まれてから今までママとべったりだった息子だったので初日は号泣でした。別れる時は私の方が泣きたくなるくらいでしたが、ドアが閉まって数分が経つとピタッと鳴き声も止みホッとしたのを覚えています。先生が送ってきてくれた写真では楽しそうにお友達と遊ぶ様子が。ママと二人きりの時よりも幾分かしっかりした顔つきにも見えます。慣れてからは玄関に着くなり部屋に飛んで入り早速遊び始めていました。ママがばいばいと言っても「僕は今忙しいんだ」ばりのバイバイしかかえってこないくらいで、安心して預けられました。お友達と遊ぶ刺激によってますます日本語もコミュニケーションも上達したように思います。

2018年、息子は2歳3ヶ月になり、私のフルタイムのお仕事が決まったことをきっかけに近所の英語のフルタイムの保育園に切り替えました。息子の送りはパパ、迎えはママのスケジュールなので、9時-6時以上で預かってくれる園を選びました。日本語の保育園でママと離れることに慣れていたので、泣くこともなくスッと園に溶け込んでいました。

2才3ヶ月、ママのフルタイム社会復帰

ママがフルタイムのお仕事が始まって最初の1週間は悲惨でした。本当にかわいそうなことをしたなと反省しています。

1日目、私は意気揚々と早朝に出社。息子は朝起きるとママがいない。そしていつも3時に迎えに来てくれるはずのママが来ない。いつものお迎えの時間の3時になると下駄箱でそわそわしていたそうです。5時にパパが迎えに行った時にテレビ電話を繋いでくれましたが、今まで見たこともないくらい覇気のない疲れ切った表情でぼーっとしていました。私は自分のことでいっぱいいっぱいで、息子に朝早く出ることも、お迎えの時間の変更も、送迎はパパだという話もすっかり怠ってしまいました…その夜は、「ママは会社に行っているの、でも必ず○時にお迎えに行くからそれまで学校で楽しく過ごしてね。」と。繰り返し繰り返しお話しました。そしていつも以上にたくさんのスキンシップをとりました。

2日目も朝起きるとママがいない。息子はデイケアに行くことを強く拒否するようになりました。デイケアについてからもパパに対して「ママ抱っこママ抱っこ」といって園に行きたがらず取り乱し号泣。お昼寝前後も号泣していたようです。帰宅後、再度これからのことをたくさん話しました。

3日目、息子に少し早く起きてもらって、きちんとバイバイすることにしました。デイケアの先生曰く、泣くことはほとんどなくなり、ストレスはかなり減ったように見えるとのことでした。

2才3ヶ月でも理解できるはず。ママの会社見学

ママの社会復帰2週間目。パパのナイスアイデアで、ママがどんな場所でお仕事をしているのかを見てもらうことにしました。「ママの会社みたい?」と聞くとウンウンうなずく2歳3ヶ月の息子。「ぼくがデイケア、プレスクールに行っている間、ママはここにいて、それが終わったら必ずお迎えに来てくれるんだ。」そう理解して安心してもらえたら嬉しいです。

ベンダーでしたが、アメリカのGOOGLEの素敵なオフィスで働けた事は私の自慢でした。息子にオフィスを見せてあげられることをとても嬉しく思いました。

会社見学では、息子もママとお揃いのIT企業IDケースをジーンズにつけ(中のカードは公共交通機関のICカードw)、ミーハーなので企業Tシャツを着せました。その朝はわたしが社員食堂から持ち出した朝食をパパと一緒に楽しく食べていったようです。

2歳の理解度の高さ

私が子供を産むまでは、2歳というとまだまだ小さな赤ちゃんと思っていました。2歳3ヶ月の子は大人の言っていることをほとんど理解しているし、自分で考えて行動をしたがります。おまけに走るし、いっちょまえに食べるし、絵本だってひらがなカタカナだったら自分で読めます。

様々の事象を理解をしているだけに、説明不足がこんな悲しみを産んでしまうとは驚きでした。気をつけなければいけません。

親離れ、子離れの時期。ママも泣きたいくらい寂しいけれど、お互いの世界を作っていく準備を始めなくてはね。

 

3歳を社会の中に入れてあげないこと

日本の幼稚園は満3歳から入園資格はあるものの、基本、満4歳~6歳までの3年間となっているそうです。私は1歳から息子を預け始めたので彼の様子を振り返ってみると、2歳がベストだったなと思います。そして逆に、2歳以降、保育園などに入れないでママとだけの世界を生きるのって逆にかわいそうと感じていました。

実際、早い段階で友達を作る機械をあげた子供の方が知性が伸びるという研究結果もあるそうです。人生の初期段階に必要なのは、過保護でも早期教育でもなく、「ソーシャルな関係を周りと作れるような環境」を作ってあげることが子供のためにできることなのかもしれません。

ママが働かないキャリア形成的&金銭的マイナスと、子供をソーシャルに入れてあげないマイナスを考えると、我が家はママが2歳以降に仕事をしない選択肢はありません。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。 2014年からサンフランシスコ、2021年からテキサス州北ダラスに住んでいます。渡米の事や、海外生活、仕事、出産育児、義務教育での事など、私の経験や調べた情報が少しでも誰かのお役にたてたら嬉しいと思いブログを始めました。まだまだ至らないブログですが充実していけるように修正していきたいと思います。
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