アメリカの妊婦が気をつけたいたべもの

妊婦は免疫力が衰えていますのでいつも以上に注意が必要です。

生卵

生卵にはサルモネラ菌の食中毒のリスクがあります。日本は卵を生で食べる習慣がありますので日本の店頭に並ぶ卵は消毒・殺菌されています。海外では生で食べる習慣がないので日本でやっているような消毒をしていないため、特に妊婦さんは海外では絶対に生卵食べてはいけません。サルモネラ菌は基本的に卵黄に繁殖しているのでエッグベネディクトのような半熟卵も危険です。また、自家製マヨネーズ、ティラミス、生チーズケーキにも卵黄を加熱せずに使用している場合があるので食べないようにしましょう。
食中毒を防ぐためには、卵の中心の加熱温度を管理する事が重要で、75℃で1分間以上、または65℃で5分間以上加熱する事が目安です。
(要注意・・・生卵、半熟卵、エッグベネディクト、自家製マヨネーズ、ティラミス、生チーズケーキ)

生チーズ、生ハム、生レバー、レアのお肉のハンバーガー、スモークサーモン、コールスローなどのサラダ

リステリア菌の食中毒のリスクがあります。日本に比べアメリカでの発症例は格段に高いようです。健康な成人は多量のリステリアを摂取しなければ発症しないため、賞味期限や保存方法を守っていれば食中毒が発生しにくいですが、妊婦さんは少量での発症してしまうので気をつけたほうがいいようです。死亡や流産の前例があります。加熱してから食べましょう。
カマンベール、カビチーズなどの生チーズはだめですが、製造工程で加熱処理をしているプロセスチーズは食べても大丈夫です。
(要注意・・・生チーズ、生ハム、生レバー、レアのお肉のハンバーガー、スモークサーモン、サラダ)

生魚、寿司

アメリカでは日本よりも鮮度の悪い魚が多く出回っているので、食中毒の可能性があります。できるだけ加熱したものを食べましょう。また、大型魚には水銀が蓄積されていることがあります。特に多いのはマグロ、カジキマグロなどの大型回遊魚や、金目鯛は控えましょう。ツナは’chunk light tuna’を選びましょう。’white albacore tunaビン長マグロ’よりも水銀量が少ないです。工業廃水の観点からアメリカではサバもあまり食べたいほうがいいようです。
(要注意・・・マグロ、カジキマグロ、びんちょうマグロのツナ缶、金目鯛、アメリカのサバ)

アメリカで妊娠中の魚の水銀 Mercury

  • Mercury is an environmental contaminant found in water, plants and animals. High levels of mercury may be harmful to the unborn baby and nursing infant, causing mental retardation, brain and kidney damage.
    –水銀は、水、植物、動物に見られる環境汚染物質です。水銀をたくさん摂取すると胎児の精神遅滞、脳と腎臓の損傷を引き起こす可能性が有ります。
  • Fish collect mercury by absorbing it from water and food. Usually ,larger fish contain more mercury than smaller fish.Women who are pregnant or breastfeeding should be careful to avoid fish or shellfish contaminated with mercury.
    –魚は水や食べ物から水銀を吸収し蓄積します。小さい魚よりも大きな坂の方が水銀が多く含まれます。妊娠中と授乳中は、汚染されている魚や貝には注意し避けましょう。
  • completely avoid eating swordfish, tilefish, shark and king mackerel as they most often contain high levels of mercury.最も高濃度の水銀が含まれている魚は完全に避けましょう。メカジキ、アマダイ、サメ、サワラ。(アメリカの魚は日本のものよりも水銀量が多いようです)
  • choose canned chunk light tuna ,which contains less mercury than white albacore tuna.
    ツナは’chunk light tuna’を選びましょう。’white albacore tunaビン長マグロ’よりも水銀量が少ないです。
  • Limit intake of albacore(white) tuna, to no more than one serving per week (6 ounces)
    一週間に1度以上、ビン長マグロを食べないようにしましょう。
  • Include other fish and shellfish in your diet (up to 12 ounces per week) Small ocean fish,pollock, wild salmon, catfish and shellfish and good choices.小さな海の魚、スケトウダラ、野生のサケ、ナマズや貝を食べましょう。一週間に340gまで。

特にサンフランシスコで気をつけなければいけない、妊婦・子供が食べて危険な魚介類

サンフランシスコ湾の水銀(mercury)は、ゴールドラッシュの時に金を掘っていた時の副産物とも言われています。ここの地域の海は湾になっているので水銀等が溜まり、海や魚介類が汚染されています。

妊婦・子供は気をつけなければなりません。こちらはサンフランシスコベイが発行している、気をつけなければいけない魚介リストです。

サンフランシスコベイの魚や魚介を食べるガイド

18歳〜45歳の女性、17歳以下の子供が気をつけるべき魚

食べてはいけない

  • Surfperches タナゴ
  • Striped Bass シマスズキ
  • Sharks サメ
  • White sturgeon 白チョウザメ

1週間に1回なら大丈夫

  • California halibut オヒョウ
  • White croaker シログチ

1週間に2回までなら大丈夫

  • Brown rockfish
  • jacksmelt
  • Red rock crab
  • Chinook salmon(オメガ3が豊富) キングサーモン

すべての人が(大人の男性、45歳以上の大人の女性)気をつけるべき魚

食べてはいけない

  • Surfperches タナゴ

1週間に1回なら大丈夫

  • Sharks サメ
  • White sturgeon 白チョウザメ
  • White croaker シログチ

1週間に2回までなら大丈夫

  • Brown rockfish
  • jacksmelt
  • Red rock crab
  • Chinook salmon(オメガ3が豊富) キングサーモン
  • California halibut オヒョウ
  • Striped Bass シマスズキ

サンフランシスコで魚を食べるにあたって

  • 身だけを食べましょう
  • 魚から出た汁は捨てましょう

アメリカで妊娠中の日常生活 General Guidelines

(産婦人科からもらったFood Safety Guidelines for pregnant and breastfeeding womenより)

アメリカで妊娠中の日常生活で気をつけること General

  • Wash your hands frequently with soap and water, especially before eating
    –頻繁に石鹸で手を洗いましょう。特に食べる前は気を付けましょう。
  • Avoid eating raw or undercooked meats,poultry,fish or eggs.
    –生・半生なお肉、鳥類、魚、卵は避けましょう。
  • Avoid unpasteurized dairy products and soft mold cheeses such as feta, brie and camembert
    –殺菌されいていない乳製品や、フェタ・ブリー・カマンベール等のカビのチーズは避けましょう。(逆に言うと殺菌されているチーズは大丈夫ということですね!チーズの裏を見ると殺菌されているものはpasteurized milkで作られていると書いてあります!)
  • Avoid refrigerated pate,smoked seafood or meat spreads unless they are part of a cooked dish.
    –加熱調理されていない、冷蔵パテ、燻製シーフード、ミートスプレッドは避けましょう。
  • Eat perishable foods before ‘use by’ date.
    –賞味期限以内の腐っていないものを食べましょう。
  • Store food in the refrigerator at 40℉ or less , or in the freezer at 0℉ or less.
    –4℃以下の冷蔵庫、または-17℃以下の冷凍庫で保管しましょう。
  • Discard foods that look or smell spoiled. when in doubt, throw it out
    –見た目やにおいがおかしかったら、捨てましょう。

アメリカで妊娠中の調理中に気をつけること When Cooking

  • Scrub fresh fruits and vegetables under running water.
    –新鮮なフルーツや野菜を選び、流水でしっかり洗いましょう。
  • Thoroughly cook meat, poultry, fish and eggs.
    –お肉、鳥類、魚、卵にはしっかり火を通しましょう
  • Hot dogs and deli meats may contain bacteria. Cook them again before eating to reduce the risk of infection.
    –ホットドックや調理済みお惣菜にはバクテリアがあるかもしれません。リスクを減らすために再度加熱してから食べましょう。
  • Raw chicken has a high bacteria count, so be sure chicken juices do not come in contact with other foods or kitchen surfaces.
    生の鶏肉からはたくさんのバクテリアが検出されます。他の食べ物やキッチンに鶏肉のエキスが付着しないようにしましょう。
  • Wash hands and utensils with warm water and soap after handling raw foods.
    –生物を取り扱ったときは、手や食器類をお湯と石鹸で洗いましょう。
  • Clean and disinfect cutting boards , sponges and work surfaces after each use.
    –まな板、スポンジ、調理器具は使用後に綺麗に洗い殺菌をしましょう。

アメリカで妊娠中の外食で気をつけること When dining out

  • Eat only at places that look clean and follow food safety guidelines.
    –清潔な場所を選び、安全基準を守っているところだけにしましょう。
  • Avoid salad bars that seem unclean
    –清潔でなさそうなサラダバーは避けましょう。
  • Avoid eating fresh foods displayed without refrigeration.
    –冷蔵されていないところに置かれていた生のものは避けましょう。
  • Ask for food to be well-cook(meet:well-done, eggs:firm)
    –火の通り方を尋ねましょう。(お肉:ウェルダン、卵:ファーム)

妊娠中のアルコール Alcohol

  • Women should not drink any alcohol during pregnancy.Alcohol has toxic effects on the unborn baby and can cause nutrient deficiencies.
    –妊娠中はアルコールを飲んではいけません。アルコールには胎児にとって毒ですし、栄養不足になる原因になります。
  • Even one to two alcoholic drinks per day can increase the risk for miscarriage and the baby’s risk for birth defects and low birth weight.
    –たとえ1日に1、2杯のアルコールであっても、流産や先天性欠損症や低出生体重のリスクが上がります。
  • While breastfeeding. it is best to avoid alcohol as it passes to the baby through breast milk.
    –授乳中も、母乳にアルコールが入るので避けましょう。

妊娠中のカフェイン  Caffeine

For well over a decade, there has been controversy over whether caffeine is harmful during pregnancy.Some studies suggest caffeine increases the risk of miscarriage, early delivery or low birth weight.
we recommend drinking as little caffeine as possible.It is know that caffeine is a diuretic, which means it increases urination and can lead to dehydration. It can also worsen heartburn.
There is caffeine in coffee, tea , cola ,energy drinks ,chocolate and some medications.
10年以上にわたり、カフェインは妊娠中に有害であるかどうかをめぐる論争があります。いくつかの研究では、カフェインは流産、早産や低出生体重のリスクをが高まるといわれています。一方で少量では影響がないという研究もあります。病院ではなるべく少ないカフェインの摂取をお勧めしています。カフェインには利尿作用があるので、脱水症状をおこし胸焼けが悪化する場合があります。
カフェインはコーヒー、紅茶、コーラ、エナジードリンク、チョコレート、薬に入っています。

アメリカで妊娠中の人工甘味料 Artificial Sweeteners

  • The following sweeteners have been well-studied and are approved by the Food and Drug Administration as safe for use in  pregnancy and breastfeeding.
    以下の甘味料は、よく研究されており、妊娠中や授乳中の使用による安全が食品医薬品局によって承認されています。
    -Acesulfame K
    -Aspartame
    -Stevia
    -Sucralose
  • Saccharin,however, is not recommended as it crosses the placenta and may remain in the baby’s tissues.
    saccharinはお勧めしません。胎盤を通して胎児の組織に残ることがあります。
  • sugar alcohols , another type of sweeteners, are modified forms of sugar.The product labels may say ‘sugar-free’ but if you look closely at the nutrition facts on the food label, you will notice that these products are not necessarily lower in calories, fat or carbohydrates. the sugar in the product has been slightly modified, but not removed. Many people have trouble digesting sugar alcohols ,and may find that these products can cause gas, cramps or diarrhea.
    糖アルコール類・人口甘味料はの製品ラベルは「sugar-free」とうたっていても、食品のラベル上の栄養素をよく見れば、必ずしもカロリー、脂肪または炭水化物が低くはないことが分かります。ガス、けいれんや下痢等のトラブルをを引き起こす可能性もあります。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。 2014年からサンフランシスコ、2021年からテキサス州北ダラスに住んでいます。渡米の事や、海外生活、仕事、出産育児、義務教育での事など、私の経験や調べた情報が少しでも誰かのお役にたてたら嬉しいと思いブログを始めました。まだまだ至らないブログですが充実していけるように修正していきたいと思います。
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